1月22日(日)
午前中の一色マラソン大会から帰宅途中の車で
渋滞する中、時間を気にしながら午後の防災
フォーラムに向かいました。
毎年、中学生のパネルディスカッションを楽しみに
参加しますが、今年も防災教育アドバイザーの
近藤ひろ子氏の巧みな引き出しで中学生とは
思えないような頼もしい意見を聞かせてもらいました。
同時に、今年は昨年の4月に大きな被害に見舞われた
熊本県益城町から行政の方と消防団の方が来て下さり
「避難所の現場から」と題してシンポジウムも開催され
ました。
益城町役場教育委員会 学校給食センター所長の
内村康成氏、と
益城町消防団 第二分団7班の那須浩一氏 です。
新聞やニュースだけでは伝わらない、経験した人だけが
伝えられる被害の実際の様子、困難をどのように乗り越えて
こられたか、の体験談は本当に参考になりました。
想像を絶する状況の中で人間は、あのように頭を働かせ
行動できるもんかなあ、と思いながら・・・。
今回は、避難所運営の話が中心でしたから、その点に
限っていうと、ツールと運搬手段を持ってるか否か、が大きな
鍵を握っているそうです。
熊本県の場合も大きな威力を発揮したのもLINEだったそうです。
救援物資が届かない状況をLINEを通じて全国に拡散、それを
見て連携して、支援団体に通じて迅速な行動へと繋がったとのこと。
進行係りを務められたNPO法人愛知ネット 事務局長の
南里幸(なんり みゆき)氏もお若いながら、非常に冷静沈着に
パネリストのお二人の話を引き出してくださり、すごいなあ~と
感心とあこがれの気持ちで拝聴しておりました。
少し残念だったのは、毎回のことですが時間が長時間にわたる
ため、第一部だけで帰られてしまう方が散見されることです。
第二部のシンポジウムは、毎回ゲストが厳選されていて、こういう
機会でないとお話を伺うことはできない方ばかりです。
議員も災害時には、地元の町内会長さんなど地区役員の方と
力を合わせて避難所運営に当たらなければいけないのだから、
こういう本当に為になる話は聞かせていただくべき!と思います。
西尾市防災フォーラム
2017/01/22