一色マラソン大会と環境講演会

2016/01/25

1月24日(日)
まあ、今日の寒かったこと!
ここ10年程毎年一色マラソンを見に行っていますが、こんなに
風の強い、冷たい日は初めてだったと記憶していますicon16
給水の用品も飛んじゃうし、応援の私たちも飛ばされそう。
それでも、和太鼓演奏の皆さんは『素手』ですよ!
マラソン大会には知り合いや元教え子も出場するのでいつも応援
してますが、こちらからは顔が分からなくても走ってる人は応援して
くれる人が分かるんですって!
会場入りするときに出場する同級生に会ってそう言われ、いつもより
がんばって応援しました。
でも、昨年の大会のように倒れてAEDで助かる、なんてことがなくて
本当に良かったですね。
午後は、『迫りくる三河湾の危機!』と題して、名城大学大学院の
鈴木輝明特任教授の講演会です。
三河湾の一色干潟は豊富な魚種とアサリで有名ですが、ここ数年は
貧酸素が原因と思われる理由でアサリの不漁が続いています。
その原因を決定するのは難しいですが、1970年代に行われた豊橋や
田原での埋め立ても経年して影響があるのでは、とのことでした。
それほどアサリは広域を移動するのだそうです。
それと、アサリの海水浄化能力は驚くほど高いのです。
また、南海トラフの被害想定が出ましたが、この辺りの海岸線は
県下でも最も液状化の危険性が高いとのことです。
そんな所に産廃処分場を造ろうものなら、汚濁物質が拡散して
とんでもないこと、取り返しのつかないことになってしまいます。
ここは鈴木教授お得意の「仮想汚濁物質拡散計算」が迫力ある
映像として私たちの目に迫ってきました。
濃度100のものが5日間流出したと仮定し、それが1000分の1
に薄まった状態でどの海域にどのように漂って残るか、という
映像です。
夏は衣浦一帯に広がり、なかなか濃度も薄まりにくい、冬場は
渥美半島の方に偏りがち…などなど。
三河湾で採れる魚類は
『日本の食卓の重要な食材』
と喝破されました。
三河湾がそんなに重要である
カギは一色干潟の存在
なんだと。
私たちは、そんなに豊かな海の目の前に住んで恩恵を受けているのですね。
夜は、地元味浜の町内会長OB会の総会&懇親会でした。
産廃のこと公共施設再配置のこと、話題は一杯で話が弾みました。