『流星ひとつ』読後感

2013/11/27

11月26日(火)
今年の夏、歌手の藤圭子さんが自ら命を絶ったという
ニュースに驚いていたら(でも私の心の中では、想定外のことでは
なかったけど)、秋になって
『流星ひとつ』(沢木耕太郎著、新潮社)
が出版されました。
沢木さんは好みのライターではないので、今まで読むのを
避けてきましたが、藤圭子>沢木耕太郎だったので
読んでみることにしました。
先月、図書館にリクエストしておいたら、ようやく順番が回って
きたとのメールが届きました。
藤圭子さんは思った以上に言葉の豊かで、真っ直ぐで、ずいぶん
がまんを強いられた子供時代を過ごしたんだなあ、というのが
感想です。
美空ひばりさん母娘とはまた違った母子密着で、それは怖い
お父さんの存在が大きかったことなどを知りました。
そして、紅白歌合戦やドリフターズの番組などで意に染まないことを
やらされているような“イタイ”感じの裏側にあった彼女の思いも。
彼女は、人が欲しいと言えば何でもあげちゃってたみたいで
「人に与えるのが好き」なように言ってるけど、それは本当は
自分が人からそうされたいことの裏返しなんじゃないかな・・・とか。
彼女の死後、一切週刊誌などの記事は読まずに来ましたが、
それはやっぱり、私の中での『藤圭子』像をくずしたくなかった
からでしょうね。
私もいつかウオッカ・トニックにレモンをたっぷり絞り込んだものを
飲んでみようico60
「女のブルース」でも聴きながら。
そんな悠長なこと言っている場合じゃない!
今週末から12月定例会だというのに・・・。
今日、議会運営委員会があり、議案・日程等が発表されました。
会派では、「公共施設再配置」についての勉強会もありました。
そして、連日のお通夜です。
      
      会話だけの本ですから、すぐ読めます。