4月22日(金)
被災地でのボランティアの活動がいよいよ本格化したとの
報に自分も!と逸る気持ちも沸いてきますが、まずは冷静に考え
現地の需要を把握すること、支援物資についてもニーズに合致
することなどを考えると、結局は義援金がいちばん使ってもらえる
のかな、との結論に至ってしまいます。
所属するスポーツ吹矢協会も早速に熊本県支部への送金が
始まりました。
さて今日は、准看護学校の授業から始まり、明日の議会報告会の
準備、生活学校総会に続く講演会聴講、議会報告会最終打ち合わせと
続きました。
准看護学校では、毎年学期初めは、生徒さんのレベル把握に数回の
授業を費やします。
年齢も学歴も様々な生徒たちの最大公約数的なレベル設定に向けて
模索しているところです。
議会報告会もいよいよ明日に迫りました。
説明がうまくできるか、当日の質疑はどんなのが出てくるだろうか、と
考えればきりがありません。
そして今日の白眉は、生活学校総会での講演会でした。
日本冷凍食品協会広報部 消費生活コンサルタントの
三浦佳子さんのお話でした。
「もっと「知ろう!冷凍食品~知って得する優れたポイント」
普段、めったに冷凍食品は買わない私ですが、それこそ優れたポイントを
聞いて、認識を新たにしたところです。
まず、冷凍食品とは
①前処理している
②急速冷凍している
③適切に包装している
④品温をマイナス18°C以下で保管している
の条件をみたしているものを指すとのこと。
そして、冷凍食品の魅力としては
①ずっとマイナス18°C以下で管理されるから衛生的で美味しさキープ
②下ごしらえいらずで、食べる分だけ使えるからとってもエコ
③保存がきき、買い置きができる
④簡単におかずが増やせる
⑤しっかりした安全管理で、信頼して使える
とまあ、業者の回し者のような宣伝をしてしまいましたが、
きちんと正しく冷凍食品を理解しないと失礼だと思いました。
それより何より、日本の食の過剰状況、飽食状態について
危機感を指摘されたことです。
廃棄カツ事件の例を出すまでもなく、食品の過剰流通が膨大な
食品ロスを生み出していることに消費者は気付かなければいけ
ないということ。
また、消費期限や清潔さに過敏になるあまり、人間の本来持って
いる耐性がどんどん低くなっていること。
これは、今回主人がインドネシアに派遣されて実体験したこと
からも明らかです。
同期に派遣された日本人の8割以上の人がデング熱や腸チフス
などに罹患したのですが、主人初め中高年の人は、病気になる
こともありませんでした。
若い人は、現地の水道水で歯磨きしただけで下痢したりするん
です。
もちろん、私も水道水で平気でしたし、現地のほこりっぽいものを
何を食べても何ともありません。
これが耐性の違いということではないでしょうか。
除菌・清潔も結構ですが、どんどん子どもの身体をダメにして
いるのかもしれません。
人間の身体は実は、そんなにヤワではないのでは?
「生きる」ということを教える食育の話もあり、実に充実した
講演会でした。
しかし、4時から明日の議会報告会最終打ち合わせがあったので
後ろ髪引かれる思いで会場を後にしたのでした
消費生活コンサルタントとしても活躍の三浦佳子さん。
認識を改め、冷凍食品も上手に採りいれて行こう!
西尾市生活学校総会・講演会
2016/04/22