7月19日(日)
午前中、町内会長さんと工事要望の件で意見交換に始まり、
防災のことや借地公園のことなど次から次へと話題が浮かんで
長話に及んでしまいました。
午後、幸田町図書館で明日(7/20)まで開催中の
「青い目の人形とその時代」を
見に行きました
昭和2年、アメリカから日米友好の使者として贈られた青い目の人形は
その数12,000体にも及び、戦中・戦後の混乱の中で多くが遺失して
しまったそうです。
それでも、戦禍を逃れてきちんと保管されていた人形も多くあり、私も
新聞でそれらの記事を目にしたことはありました。
知り合いの先生が人形交流の軌跡を伝える活動に従事され、今回の
展示会の案内を頂いたので拝見させていただきました。
実存する人形と共に当時の写真や民具・服装などから戦争により大きく
変わる人々の暮らしもよく分かりました。
戦時中の人形の扱いについて教師が生徒に尋ねたアンケートの回答には
「いじめてしまえ」
「目を突き刺せばいい」
「海に捨てる」etc・・・。
こんな文字を見ると、戦争というものが幼い子どもの心をも荒れた、凶暴な
ものへと追いやっているのが見て取れ、恐ろしさを感じます。
戦争とはそういうものなのですね。
先日の安保法案の強行採決の様子を見れば、誰しも日本がとんでもない
方向に進み始めていると思わざるを得ません。
土曜日のシネマクラブ一色座の役員会では、次年度の上映候補作品として
「二十四の瞳」が提案されました。
また、甲子園の県予選大会が始まっていますが、大日本帝国統治時代の
1931年に台湾代表の嘉儀農林高校(通称:嘉農)が甲子園に出場した
事実に基づいた映画「KANO」の上映会の案内が先週の日曜日の広告で
入っていました。
にわかに、戦争を連想させるあれこれが目に飛び込んでくる今日この頃です。
幸田小学校蔵の人形グレース・エッサと人形歓迎会の
様子を伝える古い写真。
本年3月4日に行われた幸田小学校での会で
人形のこれまでを語る成田先生。(本人提供)
とても感動的な映画です。オススメです。
戦争と平和を見つめて
2015/07/19