9月22日(土)
豊田市民クラシックコンサートに友人が出演したので聴きに行き、あわせて
自転車で被災地を旅してきた友人の話を聞くことができました。
新聞記者をしている柴田君は、先週1週間をかけて、自転車で約5~600㎞を
走破してしてきたとのこと。
タイヤをはずすことのできる自転車をバッグに入れて担ぎ、新幹線で仙台へ、
そこから石巻市大川小学校、岩手県山田町、福島県南相馬市、飯館村など・・。
自転車は車と違ってすぐ止まって、地元の人とも話ができるのがいい、と。
有名なスポットに観光バスで乗り付けて、そこで食事や買い物でお金を落として
くる、というのも一つの支援の仕方でしょうが、自分はなんかちょっとなあ・・と
感じたと話していました。
線量計は持っているけど、全くの無防備で荒れて草ぼうぼうの畑の草取りを
グループでやっているおばちゃんたち。
昼間は滞在して作業できても泊まることはできないそうです。
目の前に広がる果てしのない無残な現実の光景と先日国会に提出された
「東日本大震災復興特別会計」に繰り入れられた1兆円の怪しげな使い道とを
考え合わせると・・・出るのはため息ばかり。
しかし一方で、復興特需とでもいったらよいのか、例えば仙台では復興工事
関係者が大口で宿を押さえているので、泊まるところを確保するのに苦労した
そうです。
南相馬市から阿武隈山地の峠を越えて伊達市月館に向かう途中。
季節は確実に移ろい、揺れるススキが秋を告げていたそうです。
(Photo by 柴田永治)
「被災地と福島の今」を聞く会
2012/09/23