やっぱり防災・津波対策が懸案事項

2012/06/06

6月4日(月)
1日から始まった西尾市議会6月定例会。今日は一般質問の初日です。
6人の議員が登壇され、そのうちの4人が防災関連の質問。
幾つか紹介します。
1.防災・津波対策
合併して61.8キロメートルの海岸線を有することになった西尾市。
沿岸部に住む住民は、寄ると触ると防災・津波関連の話になります。
避難ビル、避難タワーをより現実的に考えると、今ある公共施設、
特に小中学校に安全対策を施して「津波避難ビル」とすることが
いちばん手っとり早いですね。
市の答弁は、本来学校校舎の屋上は人が上がることを前提としていない、
過重など構造上の問題がある、といういささかつれないものでした。
折しも、名古屋市では、南区と港区にある53校全ての小中学校を
2013年度末までに17億円をかけて安全対策を施す、という報が。
西尾市でもぜひ、少しでも早く同様の対策を講じて頂きたいと思います。
また、私も去る1月頃のブログで提案しましたが、沿岸部の学校にライフ
ジャケットを配備する、又は各家庭でもジャケットを、という意見も
一般質問の中にありました。一考の価値はあると思います。
2.デマンド型乗合タクシー
去る5月1日まで、このデマンド型乗合タクシーについてのパブリック
コメントを募集していたので、友人・知人の意見や疑問点をまとめて
提出しましたが、今日の質問でも同じような点が指摘されていました。
つまり、いまいちシステムが分かりにくい、ということと、校区ごとの
最寄りのバス停か駅まで、ということなのでとても使いづらい、という
ことに集約されます。
いざ10月に試験運用を始めて、いったいどれくらいの利用が見込めるか
甚だ疑問です。運用開始までまだ数カ月ありますから、もう少し利用者の
側に立った思いやりの感じられる方策を考えてもらえないでしょうか?
    
     柏崎市内を走る循環バス。朝、昼、夕と利用しましたが、
     毎回3分の2くらいの乗客。高齢者の利用が多い。