3月3日(土)
東京大学が秋入学への移行を謳い、有力大学にも呼びかけたことで
さまざまな議論を呼んでいます。
東大内部からの批判もあり、賛否両論いろいろですが、国際教養大学
中嶋嶺雄学長は賛成の立場で発信してみえます。
秋田市にある国際教養大学には個人的に少し思い入れがあります。
一つ目は、
議員時代に秋田県大仙市の教育制度について視察に行きました。
なぜ全国学力テストで秋田県は好結果を出しているか?
その解は、かいつまんで言うと小中学校の徹底した連携、情報の共有、
家庭・地域と学校との連携、そしてこの国際教養大学の学生たちが
折りに触れ、各学校にボランティアとして入り、少人数教育や体育授業、
部活などに積極的に関与し双方に良い成果を出している、ということでした。
二つ目は、
以前の勤務校の生徒が海外での4年にわたる留学を終え帰国し、この大学の
大学院に入学を希望したところ、不合格となってしまいました。
理由は、『大学時代にひとつもボランティア経験がない!』ということでした。
「へえ~、日本にもこんな大学があるんだ!」とずいぶん驚きました。
いわゆる『ギャップ・ターム(ギャップ・イヤーと言った方がいいような)』ですね。
それに何と言っても、授業が英語で行われているという点が魅力的です
それで、また先日には、
この大学は羽田空港を国内の大学の国際化拠点として活用するという構想を
発表しました。
そして東大は、インドのバンガロール市に事務所を開いた、との報も。
にわかに国際化関連の動きが活発になってきた感がありますが、なんてったって
東大も世界大学ランキングで30位ですものね。ここいらへんで本気になって
日本の大学教育、入試のやり方を考えていかないとどんどん置いてけぼりに
なりそう・・・
大学の国際化をめぐって
2012/03/03