12月18日(日)
『年収300万円時代を生き抜く経済学』(2003年 光文社)の著者
森永卓郎氏による「日本人を幸せにする経済学」と題した講演会。
あの森永氏が・・と思い早々にチケットを購入しておきましたが、会場には
まだまだ空席が・・・。もったいない!
本が出た当時は「え~、こんな時代が本当にくるのかなあ。うちの子たちも
大変だなあ。」とちょっと半信半疑で読みましたが、その後の日本の様子は
ご存知の通り。
最近のブータン国王訪日でも話題になったように
「幸せな暮らし方」
について考え直している人も多いこの頃。特に20~30代の
バブルを経験していない若い人たちのライフスタイルは、私たち(注:50代)
とは大きく違っていることも実感しています。
森永氏の話は「あれッ、今日はキミマロさんの話を聴きにきているんじゃ
ないよね(失礼)」と思わせるくらいに時に自らをイジったり、豊富な
経験話であっという間の90分でした。
余談:
10年ほど前、イタリアのAFS留学生が、ホームステイ先の家族と合わず
我が家にチェンジしてきたことがあります。彼はちゃめっけたっぷりの
いかにもイタリア人という感じで、厳格でとても規律を重んじる家庭では
ちょっとそぐわなかったかもしれません。(その点、我が家はいいかげん)
休日には、名古屋に行ってくると言って出掛けたかと思うと、帰りには
「お母さん、どう?」と紫の口紅を塗って帰ってくる始末。そして、
女の子と見れば、声をかけなければ失礼と思っている彼の国の男。でも彼は
日本のアニメは作品・作者ともに精通しており、逆に私が教えてもらった
程。そして、イタリアの政治について尋ねると丁寧に図入りで会派・派閥
に至るまで詳しく説明してくれました。その時、彼ジュリオは17歳。
生活・文化・歴史さまざまなことを聞くうちに、本当の豊さとは、真の幸福
とは・・・。うーん、イタリア侮るべし!と
強く印象づけられた当時をなつかしく思い出したことでした。
イタリア的生活のススメ~森永卓郎講演会
2011/12/18