7月15日(水)
台風の接近を気にしながら、会派の視察で岩手県遠野市へ
おじゃましました。
「道の駅 遠野風の丘」です。
東日本大震災時に自衛隊・救急隊の支援拠点として機能を
発揮し、以後、岩手県の広域防災拠点に位置付けられ、ベースキャンプ・
備蓄等の高度な防災機能を分担している施設です。
決して初めから防災拠点を目指したわけでなく、それまでの
地域のつながりを大切にしてきた生活がそのまま大災害時の
後方支援を可能にした、とのお話でした。
発災時から14分後の初動、その後の72時間の
混乱と自発的に始まった官民一体の後方支援活動の様子を
伺ううち、思わず落涙してしまいました。
あの当時、私は報道でしかその様子は知りえませんでしたが、
想像を絶する状況の中で
「何とか助けたい」
「私たちにできることは何か」
この思いだけで垣根を越え、心を一つに支援隊が集結し、協働して
様々な不可能を可能に変えていかれた子細な様子がよく分かりました。
人命救助における初動の重要性も力説されました。
西尾市も沿岸部を抱え、待避所の少ないことがよく問題になり
ますが、現在、福地周辺に計画されている農業副都心構想も
この辺りのことも念頭に入れてもらえたら、沿岸部の住民は
どんなにか安心でしょうか?
そして、現在策定が進んでいるBCP計画にもずいぶん参考になる
お話を聞かせていただくことができました。
震災後、未だ庁舎も間借り中とのこと。担当していただいた
奥瀬氏、鈴木氏、菊池氏の熱心な説明に感謝。
全国の道の駅のうち売り上げがある程度ある所は
大抵、指定管理料はゼロ!との調査結果は驚き。
道の駅設置以来、トイレ清掃は人一倍気を付けて
いたことが、震災時に実は一番威力を発揮した!
会派視察~岩手県遠野市
2015/07/18