3月20日(水)
名古屋で講師時代の友人たちとの情報交換会に参加し、
その後、久しぶりにシネマスコーレで映画
『先祖になる』(池谷薫 監督)を観ました。
陸前高田市気仙町在住の佐藤直志さん(77歳)の
震災後39日目から約1年半を追ったドキュメンタリー
です
避難所や仮設住宅に入らず、自宅に住み続け、自分で
森から木を伐りだし、55年ぶりに自宅を立て直すまでが
描かれていました
建築基準法や高台移設を求める行政との軋轢、ちっとも
進まない復興計画。
そんな中で、佐藤さんは一途に自らの想いを遂げていくの
ですが、その間に挿入される『けんか七夕』の様子は感動的です。
震災後1年目は、1台の山車がようよう作られ、2年目は2台の
山車が揃い、文字通り、ぶつかり合っての『けんか』が繰り広げ
られるのです。祭りが終わって、
町内会の青年部の若者の
「町内会を解散なんてしたくねえ!
ずっとこの地域で暮らしていきてえ。だから
みんな、解散するなんて言わないでくれー!」
と叫ぶ姿に胸が詰まります
やっぱり祭りはいいですねえ。うれしそうな、楽しそうな
顔、顔、顔!
佐藤さんの長男は、消防団の副分団長をしていて津波で
亡くなられてしまったのですが、残された奥さんがいつも遺品の
消防団のキャップをかぶっている姿が印象的でした
夜は、幡豆町安泰寺にて市制60周年記念事業のひとつ
「こどもの国ミュージカル」実行委員会。
旧西尾市、旧幡豆郡からそれぞれ参加があり、一緒に
1年後のイベントを創り上げていこうという動きが始動
しました
大工であった私の父親の姿を重ねつつ・・・。
「大丈夫だ!俺の建てた家が倒れりゃ、みんな倒れる!」
映画~先祖になる
2013/03/20