江戸川区「すくすくスクール」視察

2014/10/24

10月24日(金)
昨日の国会陳情に続いて今日は、江戸川区の
「すくすくスクール」の視察に伺いました。
江戸川区は区内の70%がゼロメートル地帯、地価が割安な点を
生かして、若い世代の定住促進に力を注いでいる、とは何やら我が
町と共通しているお話から視察が始まりました。
江戸川区では、教育委員会の主導のもと、児童の放課後の居場所を、
ということで学童保育を拡大。
6年生の児童までを希望者は全て受け入れ、放課後の学校で
夕方5時まで、学び場、遊び場として活用しています。
視察に伺ったのは、江戸川区船堀小学校。
都市化・少子化・核家族化の時代にあって、人との触れ合いの
希薄さを苦慮した一人の自治会長さんの発案で、わずか3年間で
区内73小学校すべてにこのプロジェクトが行きわたりました。
もちろん、行政内での部課を横断した取り組みにカンカンガクガクの
議論・検討がなされましたが、平成14年にプロジェクトチーム発足、
平成17年にはシステムが動き出しました。
区全体の一般会計規模が2,202億円、そのうち教育費は10.3%にあたる
227億円、その中で「すくすくスクール事業」には、人件費を除いて8億8千
円余が投じられています。
財政面での厚遇を羨むのは簡単なことですが、私が注目したのは、やはり
「地域の中にある学校」と言う点です。
西尾市でもすでに「サタデープラン」とか「まちの先生」、スポーツクラブなど
それぞれで子どもの活動を支援しているので、こうした各取り組みが一元化の
もとに交通整理されたらいいのにな、と思いました。
もう一つ!
教科の中に「読書科」という科があり、年間35時間の授業を通じて、
本を読むことの大切さ、言葉の大切さ、書くことなどを教えているそうです。
これは、東京都でも江戸川区だけの取り組みico1
    
    小学校内の真ん中にこのスペースが確保されているのです。
    
    どの小学校にもこうした事務部門を設置、ボランティアのお母様方。
    
    廊下の一角にある読書コーナー。実はこの部分が設計の目玉とか。
    
    右側がコンピューター室。左側が図書室。両方で情報センター。