11月6日(水)
今日から文教委員会視察です。
初日は、佐賀県多久市にて「いじめ等問題行動委員会」に
ついて
大津市でのいじめ問題が大きくクローズアップされる以前から
この多久市では、保護者・生徒を対象に毎月アンケートを行い
いじめなどの問題を早期に把握し、聞き取り調査を行うなどして
いじめ発見に努めてきたそうです。
アンケート用紙は、小学生低学年でも書き込みしやすいよう工夫
されています
このアンケートに従って、教員が生徒や保護者に聞き取り調査を
おこなうのは大変な労力だと思いました。
アンケートの記入に、いじめをうかがわせる書き込みがあったのは
ある年を例にとると223件、聞き取り調査の結果、いじめと思われた
件数は3件、ということでここまでに至るには相当な時間が費やされて
いることでしょう
多久市のいじめ等問題行動対策委員会は、教育委員会が委嘱し、定期的に
問題がなくてもきちんと委員会を定期的に開催しています。
委員には日額1万円の費用弁償もあります。
まだいじめもないのに、という陰口にも「全国に先駆けて
こういう対策をとることに意味がある」と続けてきたそうです。
そして「等」という文字がついているのは、さまざまな問題行動を
含む、という思いが込められているということです。
その他にも、市内に7小学校、3中学校があったのを40数億円
かけて3つの小中一貫校に統合するなどなかなか思い切った
施策に取り組んでいる市でもあります。
「みんなで創る 文教・安心・交流のまち 多久」のキャッチフレーズ
そのままに地域を挙げて教育に大変熱心な自治体でした。
それは、説明の学校教育課長のお姿に如実に表れていました。
視察~いじめ等問題行動対策委員会
2013/11/09