12月2日(金)
1日から始まった12月定例会、今日は一般質問を傍聴してきました。
先月発行の個人会報で物議を醸した消防団についての質問があるので
10時の開始時には、すでに傍聴席は満席、別室でのモニター傍聴と
相成りました
主な質疑3点について
1.消防団について
全国で唯一、消防団を持たない旧西尾市、合併協議では旧幡豆郡の
消防団をそのまま存続するという協議内容でした。
しかし、圏域が拡大したこと、消防団員の成り手がなくなっていること、
報酬や費用弁償の支給方法、また女性の活用など、自主防災組織と
絡めて、検討すべき時を迎えているように思います。
私も議員時代にそのあり方、女性の登用について提言したことが
ありますが、日常地域で活動し、また各家庭状況(どの家庭に
災害弱者がどういう状況で置かれているかなど)に精通している
のも女性であることなど考えますと、もっともっと女性が登用されて
しかるべきかなと思います。
今日の質疑の中で、団員の報酬・費用弁済はちゃんと本人に直接支給
される、という答弁がありホッとしました。
本来、常備消防がもっと手厚く、佐久島のような離島にも配備されることが
理想だと思いますが、実際は消防団員歴〇十年という方がぞろぞろ・・です。
そして、男も女もなく事があれば島民全体で立ち向かっている、というのが
現状です。本土の住民と同様の安心・安全な日常が送れるよう望みます
2.産業廃棄物問題について
一色町生田地区には、長年住民が苦しんできた不適切な最終処分場の問題が
あります。これも議員時代、議会としても県に検査等の対応を要望してきた
ところですが、県は認可を既に取り消したのだからその任にあらず、と冷たい
対応でした。その地に新たな処分場の建設計画がある、と聞いては住民の心中も
穏やかではいられません。今日の担当課からの
「武豊市に既に第三セクターの財団法人 愛知臨海環境整備センター(通称
アセック)があり、県・市および幾つかの自治体からの廃棄物受け入れを
行っているので、新たな施設を建設することは、考えていない」
という答弁を聴いて胸をなでおろしました
3.公共交通システムについて
既に6月や9月の議会でも話題に上った公共交通についてですが、当初は
くるりんバスを旧幡豆郡にも運行できるように、という内容だったと思い
ますが、現実問題としては難しい、というのは素人目にも明らかなことです。
現在、市中を走っているくるりんバスが満車なのを見たことがないからです。
たいていは数人、というのが実情ではないでしょうか。もっと、ニーズに
合致したシステムを検討すべきでしょう。そんな中、国交省の補助事業が
あるという答弁には、少し期待が持てそうです。対象期間や新規でなければ
という制約はあるようですが、例えば、三重県の玉城町のお年寄りがスマホを
駆使して(町からの支給のものをしっかり使えるよう指導して)、オンデマンド
タクシーを乗りこなし、病院通いに買い物にと家に閉じこもることなく
外に出るようになった。おまけに医療・介護費用も減少した、などという事例を
しっかり調査・研究して本当に住民のためになる、求められている公共交通
システムを構築してもらいたいものだと強く思いました
西尾市議会12月定例会傍聴記
2011/12/03