文教委員会~否決の理由

2018/09/13

9月12日(水)
     
     先日の松濤展の太田翠香先生作品より。
「宇武陵の詩『勧酒』~さよならだけが人生だ~井伏鱒二訳」
 昨日で4常任委員会は終わり、今日からは決算特別委員会が始まりました。私は今年は傍聴の立場です。
去る6日の文教委員会では、補正予算の議案審議がありましたが、議案は「否決」となりました。新聞でも大きく報道されましたのでご存じの方も多いことともいます。それに関連して妙な批判が伝わってきました。それは「小中学校のエアコン設置にかかる予算を否決するとはけしからん」というものです。
 たしかに予算案の中に小中学校のエアコン設置にかかる「基本・実施設計業務委託料」も含まれていましたが、否決となった理由はそれではなく、公共施設再配置第一次プロジェクト事業に伴う基本設計業務等委託料の問題です。PFI事業の見直しに伴い、施設の用途変更や建設が中止された吉良市民交流センターアリーナ棟と子育て支援センターいっしき、寺津温水プールの基本設計業務等委託料です。質疑の中でSPC(特別目的会社)からの個別の請求書が届いていないこと、積算した設計費用についてのSPCとの合意文書も存在しないことが明らかになりました。賛成と反対の票が3対3の同数となり、委員長の私は『否決』の判断を下しました。
小中学校のエアコン設置に関してはもちろん大賛成です。私の所属する会派でも市長に要望しているくらいですから。でもエアコンを盾にして無理やり通そうとするような今回の補正予算計上に委員会は賛成するわけにはいきませんでした。
 ともかくエアコンのことは問題になっていませんのでご心配なく。

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