6月一般質問~持続可能な水産業の取組

2022/06/04

6月3日(金)

 

 

 6月2日は『ローズの日』ということで、今週初から市役所
 ロビーで62本のバラが出迎えていてくれます。

 議会の方も2日から6月定例会が始まり、3日の今日は一般
 質問で登壇させていただきました。

 議題は
 1.持続可能な水産業の取組について
 2.歴史的・文化的資源の伝承について

 1では、アサリ漁が復活してきたものの、持続可能な水産業と
  して干潟の保全、海底耕耘の重要性を質しました。

 浄化センターからの栄養塩緩和も大切ですが、海の畑である海底
 を漁船と桁を使って広範囲に大掛かりに行うことを県と連携して
 続けていくべきと思います。

 また、生産者が激減しているノリに関しても、共同加工場を作る
 などの抜本的な体制づくりを手掛けるべきと思います。国も「豊
 かな海づくり」「浜の活力再生」などの補助メニューを提示して
 いるので果敢に取り組んでいただくことを求めました。。

 兵庫県明石漁協や千葉県富津漁協女性部の取組事例は、おおいに
 刺激になると思うのですが。

 国は「デジタル田園都市国家構想」の基本方針を示しました。農業
 はIT化により、「稼げる農業」へと進化、新規就農者も増え喜ば
 しい限りです。水産業でもそれは不可能ではないと思うのです。

 この4月に着任された山口瑠美子副市長にもお考えを伺いました。

 「水産業においては、全国でITを活用した事例を聞いており、ノ
 リ養殖が盛んな地域では、水温と塩分が測定できるブイを養殖場に
 設置してデータを遠隔で把握し、養殖作業の効率化を図る仕組みが
 始まっております。
  今後は、漁業関係者に対して、IT化に繋がるよう国・県の補助
 制度の活用を周知して参ります。」

 前向きな答弁を頂きました。大いに期待したいと思います!

 2では、お祭りなどの伝統行事の存続が難しい時代を迎え、継承者
 たる児童生徒にもタブレットなどを活用し、その素晴らしさを体感
 できる機会を多くとって欲しい質しました。

 また、歴史絡みのイベントといえば、現在来年のNHK大河ドラマ
 「どうする家康」に沸く岡崎市とも連携し、西尾市でも独自にPR
 するなどの取組について質しました。そして全国に誇る岩瀬文庫も
 活用して巡回展なども計画しているとのことで、小さな『縁』でも
 大切に観光振興に繋げて行くべきと申し上げました。

 人的・人文的資源にも注目です。近年、日本だけでなく韓国の20
 ~30代の若者に多く読まれている茨木のり子さんの詩。先の見え
 ない現代人の心に訴えるものがあるのでしょう。5/13のNHK
 特集番組、好評のため6/2夜中にBSで全国再放送・・など色ん
 好機はは逃さず、地元の宝をしっかり活かしてほしいものです。

 神谷傳兵衞もしかりです。5月に一色町で講演会・展示会が開催さ
 れましたが、9月には刈谷市でより大々的な行事や関連イベントが
 予定されています。他自治体に遅れることなく、地元出身のこうし
 た人的資源、宝を大切に仕掛けていくべきと思います。
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA