平成22年第4回一色町議会定例会 一般質問Ⅱ

2010/12/07

平成22年12月6日 一般質問の主なものを要約して掲載します。
1件目 「雨水対策について」
 Q:去る10月9日に激しく雨が降ったが、その際に町内で被害はなかったか。
 A:当日17時10分からの10分間に23ミリの集中豪雨が発生し、町内の各所で
   道路が一時的に冠水し、役場の日直や災害対策本部に床下への浸水を心配する
   電話が数本入った。早速、災害対策本部の職員及び幡豆郡消防組合の職員が現
   地に駆け付け、安全を確認することができた。事前に排水機をフル稼働するこ
   とで一時的に道路・側溝が吸収できずに水があふれても被害が拡大しないよう
   にできた。
 Q:雨が降った場合、町内で浸水等が懸念される個所を把握しているか。また、何
   か所くらいあるか。
 A:7ヶ所ほど把握している。そのうち、5ヶ所は、10月9日の豪雨の際にも冠
   水した。
 Q:大雨警報が発令された場合、各保育園や小学校・中学校では、どのように対応
   していくか。また、家庭との連携はどのようにとっていくか。
 A:保育園では、大雨警報による休園または降園は行っておらず、台風による暴風
   警報などが発令された場合に休園または降園としている。
   家庭との連携については、園児の安全が確保できるように、保護者への連絡網
   を通じてお願いしていきたいと考えている。
   小中学校について大雨警報に対しては、大雨の状況が顕著で登下校の際に危険
   と思われる場合は「きずなネット」によるメール配信や電話連絡による非常連
   絡をするなど、臨機応変に対応していきたい。
   また、在校中に大雨警報が発令された場合、校内の安全な場所に留めて、警報
   解除後に周辺の安全を確認した上で下校措置をとる。
 Q:屋根に降った雨水を地下に浸透させたり、タンクに溜めるという考えから、個人
   住宅に雨水簡易貯留施設や雨水地下浸透施設を設置することを考えていかないか。
 A:愛知県内34の自治体が、雨水貯留浸透施設に関する補助制度を実施し、西尾市
   も行っている。従って、合併後は一色町の住民の方も補助制度を利用できるよう
   になる。
2件目 「職員のメンタルヘルスについて」 
 Q:合併の話が出た昨年7月から今年11月までの時間外勤務は、どのように変化し
   たか。特に残業の多い部課はどこか。
 A:昨年に比べ本年は総じて増加傾向にあるのは、合併作業関係に係る事務処理が増
   大したものと思われる。特に残業の多い部課は、総務部地域協働課、総務部税務
   課、建設経済部都市計画課である。
 Q:メンタルヘルス対策としてはどのような策を講じてきたか。
 A:本町では、適正な人事配置はもとより、医師や専門スタッフが24時間無料で相
   談に応じてくれる「電話ヘルス相談」の紹介、そして、主に職員研修を活用して
   職場内におけるメンタルヘルス対策に取り組んできた。
   具体的には、管理職を対象に、心の病の基礎知識、カウンセリング技法、長期
   休業した職員の職場復帰における支援・対応など実践的なメンタルヘルス研修
   の受講やコーチング研修の受講などである。
 Q:これまでの行革アクションプラン・5S運動の取り組み状況はどうか。改善事例
   があれば示されたい。
 A:5S運動に関しては、本年9月末時点で、問題・問題提起が142件、これに対する
   改善案が248件、改善案のうち実施に至ったものが134件という状況である。
   改善事例については、保育園において園児が遊具を片付ける際に、保管場所が
   分かりづらく、手間取っていたが、整理整頓した状態を写真に撮り、保管場所
   に貼り付けることで片付けやすくなったという事例がある。整理整頓意識を身に   
   つけるといった園児教育や職員の労力の削減といった効果が得られた。
 Q:住民の素朴な要望としては、職務に慣れた経験者やオールラウンダー的な職員を
   合併後も一色支所に残して欲しいがどうか。
 A:合併により住民サービスが低下することのないよう住民に身近な窓口業務や住民
   の安全・安心、地域振興に関する業務を行うのが支所の役目なので、そうした
   業務を円滑に遂行・処理できるよう配置されるのが基本であるから、旧一色町の 
   職員もそれ以外の職員も配置されることになると思う。