3月31日(日)
念願であった障害者歯科診療所が西尾市休日診療所に開設されました。県下13番目です。合わせて西尾市歯科医師会口腔保健支援センターも開所の運びとなりました。
記念講演会として、蒲郡歯科医師会副会長の佐藤厚先生から「特別な配慮が必要な方々への市内完結型の歯科診療連携の構築」の話を拝聴いたしました。蒲郡市では、障害者歯科診療所と会員歯科医院と蒲郡市民病院の三者が連携して診療に当たっています。
知的障害・脳性麻痺・てんかん・自閉スペクトラム症(発達障害)・ダウン症などなど通常の歯科診療が困難な方を対象とした診療所です。
治療に入る前のトレーニング(診療台に横になることに慣れることすらとても時間のかかることもあるそうです)から実際の治療に至るまで大変な忍耐と技術力が必要なことが記録動画によりよく分かりました。歯科医師の方々が休みの日を使って(診療日は通常歯科の休診日の木曜日)診療に当たってくださることなので、先生方のコンセンサスを得ることも非常に重要かつ難しいのでは、とも思いました。でも実際のニーズはとても多いと思います。
また、口腔保健支援センターにも期待したいところです。口腔衛生と健康長寿・認知症予防の関係については、昨今少しずつ認知されてきました。健康長寿には、お口の衛生がとても大切、ということをもっともっと認識してもらうためにも、今後のセンターの活用を行政側にもしっかり考えて頂きたいと思います。
休日診療所西側、市が土地を無償貸与、建物は歯科医師会が。
診療台は3台。そのうちの1台はトレーニング室に。
トレーニング室は、別室になっています。