3月13日(日)
うらうらと暖かな一日、お茶会や書展へと伺いました。
この花器はは「諫鼓鳥」というのだそうです。
善政であれば、諫鼓を鳴らす必要もなく、上に停まっている鳥も
逃げない、という中国の話。日本の「閑古鳥」とは違うんだ!
この額を逆さまにすると・・・
こうなります!あら不思議!おんなじ文字だ!
毎回、「切手同好会」の磯部幸兵氏のアイデアには
驚かされます。
文化会館では「童會書展」を楽しませていただきました。
2月初旬に日展でも拝見しましたが、再度じっくり薄墨の
「忘機」の大作を見せていただきました。
いつ、どんな心持ちでこういう書ができあがるのかを伺い
深く頷きました。
「静寂」・・・大切です!
午後、西尾市障害者歯科診療所で学術講演会が開かれました。
講師の先生は、この診療所でもお世話になっている
小笠原正先生です。
この度、日本障害者歯科学会理事長に就任されました。
2019年4月、西尾市にも障害者歯科診療所ができました。
前の市長の時代からの懸案でした。
アスペルガー症候群や自閉症スペクトラムなどの障害をお持ちの
方は、一般の歯科診療所では治療が難しかったり、そもそも診療
台に乗って、仰向けでいるのも難しいことがよくあります。
静脈内鎮静法や笑気麻酔などで痛みを全く感じず、ストレスなく
治療ができるよう専門医とスタッフの方々が「あうんの呼吸」で
治療に取り組んでいる様子が映し出されました。
それまで、18年も歯科医にかかったことない、37歳で何本も歯が
抜けている、10歳未満で虫歯だらけ・・・。
それが、障害者歯科診療所ができたお陰で、こうした方々の口腔の
健康が保たれるようになりました。
私は当初、多くの障害者の方の待ち望んだ施設で、患者が殺到し、
パンクしてしまうのでは、と危惧していました。
しかし、今日の講演を聴いて、障害者歯科診療所と地域の歯科診
療所とが連携して、慣れてきたら地域へと移行することで私の懸
念は見事に払拭されました。
お口の健康は全身の健康に直結しています。認知症も無関係では
ないと言われています。
どんな人も安心して歯科治療が受けられますように!