3月29日(火)
待ちに待った愛知県立にしお特別支援学校の内覧会の
日が来ました。
愛知県下初の身体障害と知的障害の児童生徒の受け入れ
です。安城や岡崎まで通わなくてもよくなります。
本日は、皆さまご家庭に居ながらにして校内をぐるりと
ご案内致しましょう。
いこいの農園真向かい。玄関は北口です。
玄関入るとじきにふれあいホール。広くて
回りはらせん階段に取り囲まれています。
ホールからは中庭が見渡せます。
車いすでも楽々通れる広い廊下。
この教室は定員3~6人の教室です。
自立訓練室の奥には、スロープのあるプールが!
浮力を利用しての訓練が行われます。
プレイルームでは、座った姿勢を保てるようチャイルド
シート様のイスが見えます。安心して座ってボール遊び
できますね。
調理室です。車いすでも調理実習できるようなテーブルです。
高さも調節でき、もちろんIH調理器です。
食堂です。隣接の給食センターから運ばれた給食を先生も
一緒に食べられます。胃ろうの生徒さんもいるので全員が
この食堂で、というわけではありません。
これは何でしょう?屋外から室内に入る車いすの泥汚れを
洗い流すレールです。
そして、これは何でしょう?ベンチの下をご覧下さい。
通気口みたい。パッシブソーラーシステムのようです。
最先端!
外にも25㍍プールがあります。深さは90㎝。
「だっこの会」を立ち上げ、粘り強く要望活動を続けられた中根愛子
さん初めご父兄の願いがようやく実現しました。
要望を市議会もしっかり受けとめ、時の市議会議長小林敏秋元議員
からはその当時のいきさつを何度も教えてもらいました。
色んな繋がりと協力と出会い、そして少しの偶然が大村知事の決断を
促し、総工費70億円の大事業が実現しました。
4月1日、62学級、251人、教職員約130名でのスタートだ
そうです。医療的ケア児も受け入れますから、看護師は5人配置
されます。
校庭西側には、救急車も入れるよう専用入り口も確保されています。
私が交差点で街頭活動で会報配りしている時、あるお母様が
「うちの子には間に合わなかったけど、みんな学校できるのを
楽しみに待ってますから!」と話しかけて下さいました。
今後は、この学校を卒業した後のこともちゃんと保障される
ような地域社会を作っていかなければなりませんね。