議員研修会~議員定数の決定手法を考える

2022/07/14

7月14日(木)

 ご報告が遅くなりましたが、去る7月1日に一色中学校プールにて
 募金とご寄付によって750着のライフジャケットが配置された
 感謝の会と着衣実技の披露がありました。

 
 頭の後ろにも支えがあるので安心してプカプカ浮いてられる
 との生徒たちの感想でした。

 ライフジャケットについては、様々な意見もあることは承知していますが
 一つの安心材料になると思います。

 さて、今日は議員研修会でした。
 議会改革検討委員会の提案により講師の先生は
 (株)地方議会総合研究所 代表取締役 廣瀬和彦氏です。

 検討委員会での検討事項の中で「議員定数について」を早く!と
 言う声が新人議員から多く寄せられていました。

 これまでの議員定数の適正数についての検討、特に合併時の検討
 を経ての経緯や他自治体との人口・財政規模・議員数・報酬・
 政務活動費・常任委員会数など比較事項を一覧にして既に配布
 してありますが、有識者の話を聴くことも需要と考え、本日の
 研修開催となりました。

 議会の権能を発揮する議員定数における視点として
 1.議事機関としての権能
 2.立法機関としての権能
 3.監視機関としての権能
 の3視点が示され、議会の役割を再確認しました。

 また、議員定数改正における議論に関しては、議員定数の改正を
 なぜ行うのか明確な目的・効果を提示したうえで議論をする必要
 があることに注意することと教示されました。

 議員定数の算定方式についても
 1.常任委員会数方式
 2.人口比例方式
 3.小学校区方式
 4.議会費固定方式
 5.類似都市との比較方式
 6.面積・人口方式
 それぞれの事例や気をつける視点について説明がありました。

 私としては、常任委員会数についての考慮が重要との認識を
 長野県飯縄町議会で長年議長として議会改革に取り組んでみ
 えた寺島歩氏の著書を読んで以来ずっと持っていました。な
 ので、廣瀬氏の話は、とても納得がいくものでした。

 2時間余り、よどむことなく豊富な資料と共に、特に西尾市
 独自の人口動態や財政状況なども資料として示され、適正な
 議員定数を考える上でとても参考になりました。

 根拠・エビデンスが大切と痛感した次第でした。

 議会改革=議員定数削減
 というような間違った考えは、少なくとも議員だけは持っては
 いけないですね。

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